■試合場へ入る〜試合開始まで |
01. 場外に立ち、正面を見る。
02. 試合場に入り、提げ刀の姿勢をとる。
03, 開始線まで三歩で進める位置に立つ。
04. 相手を見ながら、立礼 (相互の礼) をする。
05. 帯刀の姿勢をとる。
06. 右足からすり足で前に進む。 (開始線まで3歩で進む)。
07. 三歩目の足を前に出しながら、竹刀を抜き始める。
08. 開始線上に立ち竹刀を左斜め上から下ろし蹲踞に。
09. 蹲踞の体勢になる。
10. 蹲踞のまま、審判の 「はじめ!」 の声を待つ。
11.「はじめ!」 の声と同時に立ち上がる。
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■試合終了〜試合場を出るまで
01. 審判の 「やめ!」 の声がかかったら、動きを止めて開始線に戻り、中段の構えをとる。
02. 「勝負あり!」 「引き分け!」 の声を待ち、蹲踞の体勢をとる。
03. 蹲踞のまま、竹刀を左上に上げながらおさめる。
04. 竹刀をおさめて立ち上がり、帯刀の姿勢をとる。
05. 左足から後ろへ下がる。
06. 後ろへ5歩下がって、提げ刀の姿勢をとる。
07. 右足を引いて両足を揃え、立礼 (相互の礼) をする。
08.相手を見ながら後ろへ下がり、試合場の外へ出る。
■その他の注意点
場外へ出てからチーム内で握手をしたり、ハイタッチしたりすることは、マナー上好ましくない行為です。
また、勝った選手がガッツポーズをとるのも、相手に対して失礼にあたりマナー違反。
試合中だと一本を取り消されることもあります。
ベンチマナーが悪いチームは、審判から良い印象を持たれず、試合結果にも影響することもあります。
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■反則について
場外へ出る。
試合場の白線の外に片足が出ると反則。足が線上にかかっていれば出たことにはならない。
竹刀を落とす。
試合中に竹刀を落とすと反則。落ちた場合、必ず片ひざをつけて拾う。
自分の竹刀の刃部にさわる。
試合中に中結や先革を直そうとして、竹刀の刃部 (刃の部分) を勝手に触ると反則。
(手をあげてタイムをとり、審判にその部分を見せてから直す)
相手を無理に場外に押し出す。
但し、打った後に体当たりをし、その勢いで相手が外に出た場合は、相手が場外反則となる。
鍔迫り合いで、相手の竹刀を引っ掛け、相手に技を出させないようする。
剣道具の無い場所を故意に打つ。
竹刀を場外について体を支える。
境界線の外に竹刀をつくと反則。
下から相手を突き上げる。
面、小手、胴を同時によける。
竹刀の剣先を下にして持つなど、面小手胴を同時によける形を長い間とると
「時間の空費 (時間を無駄に使うこと) 」 と見なされ、反則になる。
自分が不利な状態の時にタイムをかける。
相手に追いつめられてタイムをかけたり、理由もなくタイムをかけると反則。
■試合中のタイム
タイムをかけていいのは、面ひもがゆるんだり、竹刀が割れた時、体の痛みや目にゴミが入った時など
危険がある場合や、試合を続けられない場合。
タイムをかける時は、一度相手との間合いをはずして縁を切り、手をあげて審判に申し出る。
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